あなたの健康のために

近年、アゴの痛み、首の痛み、腰の痛みを訴える人が多くなっています。そこで少し考えてみてください。

☆歩くことが少なくなっていませんか。
本来人間は、歩くことに最も適合した骨格をもっています。すなわち古代から歩くことでやっと獲得した体なのです。すなわち歩くことが少なくなってしまうと、人は骨格が歪み、それが原因で病気になったり、更に自然に治癒する能力を失ってしまうのです。そこで今一度歩くことの意義を考えることが必要なのです。
最近、ウォーキングをしている人が増えています。彼らはウォーキングが確かに健康のために必要で、効果のあることを身をもって知っているのです。しかしただ歩くのではなく、他人が見ても美しく、正しく歩くということはとても大切なのです。たとえば、左右の歩幅が同じになるように、同じリズムになるように歩きます。室内で歩いたり止まったりするのではなく、連続的な歩行が必要なのです。
そして靴はかかとの低い、クッション性の高いものを選びます。第2の心臓と呼ばれるふくらはぎを十分に伸ばす必要があり、また衝撃を緩和することが必要だからです。

☆座り方が悪くありませんか。
座るときには足を組まないようにしましょう。なぜなら骨盤を歪めるだけでなく、足の付け根である股関節に異常を起こしてしまうことが多いからなのです。
体育座りも尾骨を抑えてしまうので側弯症の原因になるようです。
また、横座り、寝そべるような座り方も良くありません。

☆自転車に乗ることが多くありませんか。
自転車を頻繁に利用すると、サドルに座ることによって骨盤を左右に開いてしまいます。更に歩く機会が極端に少なくなるため歩く筋肉が弱まり、骨格の歪みをより大きくしてしまう原因になりかねません。

日常的なことですから、以上のことに注意して生活をしてみたら、きっとより健康的な生活がおくれることと思います。

潮デンタルクリニック院長